買値の設定について

買値の設定には、まず売値を想定します。買値は売値の1-3割に設定するのが一般的です。ネットでの販売価格などを参考にして、古本売り上げランキング何位以内のものは何パーセントで、と参考にしているところもあります。レアな本はランキングには登場しないの買い取り額を自分で見極めます。傷やよごれの程度、本の価値、売れるかどうかを考慮して値段を設定します。忘れてはならないのが本の大きさです。買い取った本は数年間、店舗に保管しておかなければなりません。大きな本はスペースをとるので評価額は低くつけます。買取依頼された本すべてを買い取るのであれば売れ残りを覚悟しなくてはなりません。市場や同業者から売れそうなものをピンポイントに買取をすれば高い価格で買い取り、売れ残りは減りますが、そのような本が手に入る可能性は高くはありません。買値を決める際に、コストの想定から入る場合もあります。その本が売れるまでのコストを考えます。家賃から1冊にかかるスペース代を計算し、そこに人件費・光熱費などを加えます。売れ残ればその分損失になります。だからといって安く売ればいいとも限りません。古本はその本を必要としている人しか買わないので、安ければ売れるわけでもありません。その一方で、必要としている人であれば高い値段でも買ってくれる可能性があります。ですので、古本屋は正当な価格で買ってくれる人を待つほかありません。